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サイバー攻撃からビジネスを守るための、5つの簡単な方法
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文責:
Marco Christian

私たちはサイバー攻撃の時代の真っ只中にいると言っても過言ではない

現代では、私たちはサイバー攻撃の時代に生きており、サイバーセキュリティがますます重要視されています。中でも、中小企業はサイバー攻撃の標的になりやすく、専用のITリソースやセキュリティ対策が不足していることが原因です。

Cybersecurity Venturesによれば、中小企業の60%がハッキングから6か月以内に廃業したと報告されています。このように、企業はサイバー攻撃による経済的損失や信頼の失墜を避けるために、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。

今回は、セキュリティポリシーの策定、パスワードの強化、セキュリティソフトウェアの導入、社員教育、バックアップと復旧の計画の5つの方法を紹介します。これらの方法に従うことで、企業は自社情報を保護し、安心してビジネスを展開する役に立つはずです!

Person holding a phone

1.できるだけ多要素認証を導入する

ハッキングソフトウェアは、アカウントにアクセスするべく、わずか数秒で1,000万通りのパスワードを試すことができます。そのため強力なパスワードだけではセキュリティ対策として不十分です。

そこで、すべてのアカウントで多要素認証を有効にすることが重要です。多要素認証とは、ユーザー確認とアカウントへのアクセスの許可のために、パスワードだけではなく、2つ以上の要素を要求する方法です。多要素認証では、パスワードによるアクセスの前に、ユーザーに追加の情報または認証情報を求めることで、認証されたユーザーが本人であることを確実に保証し、不正アクセスの可能性を最小化します。そのため、仮に攻撃者がパスワードを盗んだとしても、携帯電話や指紋、顔などの追加認証要素がなければ、アカウントにアクセスできる可能性が低くなります。

多要素認証は、フィッシング、スピアフィッシング、キーロガー、クレデンシャルスタッフィング、ブルートフォース、中間者攻撃からシステムを保護することができるという非常に有効な手段です。

businessman and laptop

2.サイバーセキュリティとその影響に関する従業員へのトレーニング

サイバーセキュリティに関して意識の高い従業員を持つことは、サイバー攻撃に対して最も強力な防御を行うことにつながります。

一方で、サイバーセキュリティに関する適切なトレーニングを受けていない従業員は、ノートパソコンやモバイル機器を公共交通機関や車、レストランといった無防備で安全ではない場所に放置してしまうことや、さらには組織のノートパソコンを使って安全でない公衆無線LANにアクセスしたり、機密情報をサーバーではなくローカルのハードディスクに保存したりすることすらあります。これらの行為は、ハッカーに対して「データを盗んでください」と言っているようなものです。

Lock on a keyboard

3.サイバーセキュリティとその影響に関する従業員へのトレーニング

昨今、最新かつ高性能のサイバーセキュリティ・ソフトウェアの導入に注目が集まっていますが、会社のハードウェアを保護することも同様に重要です。

すべてのデバイスを強力なパスワードで保護し、パスワードをデバイスの利用者のみで共有し、パスワードマネージャーを使用することも一つの方法です。また、コンピュータをデスクに物理的に取り付けることも、ハードウェアを保護する効果的な方法です。また、すべてのノートパソコン、携帯電話、タブレット端末に「Find My Device」ソフトウェアをインストールすれば、万が一盗難にあった場合でも、機器の所在を突き止めることができます。

4.データの暗号化とバックアップ 

企業がサイバー攻撃から身を守るもう一つの方法は、データを暗号化してバックアップすることです。

ここでいう暗号化とは、データを使用不可能な形式に変換することであり、それ自体のハッキングやデータ盗難を阻止するわけではありませんが、ハッカーが平文形式のデータを見ることができないため、盗まれたデータが利用されてしまうことを防ぐことができます。そのため企業は、すべての機密データ(顧客情報、従業員情報、すべてのビジネスデータ)を暗号化することが必要不可欠です。またハードディスク暗号化ソフトを利用することで、パソコンデータの暗号化も可能です。

また、暗号化と同時に、データのバックアップを取っておくことも重要です。データのバックアップとは、普段保存している場所とは別の予備の場所にデータをコピーし、サイバー攻撃に備えてデータを保護するというものです。バックアップが、データ漏洩から復旧するための最良の方法であることに今も昔も変わっておらず、リムーバブルメディア、外付けハードドライブ、クラウドバックアップソリューションなど、適切なバックアッププランを用意することで、最悪の事態に陥った場合でも損失を最小抑えることができます。

5.最小特権の原則の導入

最小特権の原則とは、従業員に業務上の最小限のアクセス権を与えるという、サイバーセキュリティにおける最善策です。データの安全性を確保するためには、IT管理者およびアクセス権を社内の信頼できるごく少数のユーザーに制限することは避けては通れないものです。

重要なアカウントや情報への管理者アクセス権を持つ従業員が多ければ多いほど、データ漏洩による被害のリスクは高まります。場合によっては、従業員もそれがもたらす結果を知らないうちに、機密情報を共有してしまうことがあります。そのため、機密情報へのアクセスはIT部門の重要人物のみに限定し、情報の保護と暗号化について十分な訓練を受けているという状態にすることが、常に望ましいと指摘できます。

皆さんはここまでにご紹介した方法を既に実施したことがあったでしょうか?もし実施したことがなかったのであれば、今こそが始めるチャンスです。リスクが日々高まっているサイバーセキュリティ分野で、立ち止まっている暇はありません!

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