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Serif vs. Sans Serif: フォント選びの超シンプルガイド
UI/UXデザイン
文責:
Trang Nguyen

フォント選びがブランドの第一印象を左右する

ウェブサイト上の言葉は重要ですが、その見た目も同じくらい大切です。
タイポグラフィは、ブランドの個性を伝える強力な非言語的コミュニケーション手段です。
訪問者が最初の一文を読む前に、フォントの選択がすでに印象を左右しています。

最初に決めるべきこと:セリフ体かサンセリフ体か?

タイポグラフィで最も基本的な選択肢の一つが、「セリフ体」か「サンセリフ体」かという点です。
一見小さなデザインの違いに見えて、この選択はブランドの体験や認識に大きな影響を与えます。

このガイドでは、この2つのフォントカテゴリーの違いをわかりやすく解説し、それぞれがもたらす印象、読みやすさへの影響、そしてビジネスの目的に応じた使い方についてご紹介します。

セリフ体とサンセリフ体とは?

セリフ体:伝統と信頼を感じさせる声

  • 定義: セリフ体は、文字の端に小さな「足」や装飾的な線がついているのが特徴です。

  • ブランド印象: 伝統、上品さ、権威、信頼性といった印象を与えるため、大学、法律事務所、老舗の高級ブランドなどでよく使われます。

  • 代表的なフォント: Times New Roman、Georgia、Garamond

サンセリフ体:モダンさと明快さの声

  • 定義: 「サン(sans)」は「〜なし」という意味で、サンセリフ体にはセリフ(装飾線)がありません。そのため、文字の形がシンプルで現代的です。

  • ブランド印象: ミニマル、親しみやすさ、革新性を感じさせるフォントで、テック企業やスタートアップ、デジタル重視のブランドによく選ばれます。
  • 代表的なフォント: Helvetica、Arial、Roboto

ビジネスへの影響:読みやすさ、使いやすさ、ブランドイメージ

デジタル時代の読みやすさ

デジタル画面では、サンセリフ体が読みやすさの面で有利です。
そのシンプルな線は、デバイスや画面サイズを問わず鮮明に表示され、小さな文字でも視認性が保たれます。
その結果、ユーザー体験が向上し、コンテンツの消化もスムーズになります。

一方、セリフ体は印刷物や大きな見出しなどで、その装飾的な美しさが光る場面では今も強い存在感を放ちます。

ブランドの個性を形づくる

タイポグラフィは単なるデザインの選択ではなく、ブランディングの決断です。
以下の例で、その違いをさらに明確にしてみましょう:

  • 金融機関:安定性や伝統を伝えたい場合、セリフ体の方がクラシックで信頼感のある印象を与えるため、よく選ばれます。

  • SaaSスタートアップ:革新性やシンプルさを重視する企業では、シャープなサンセリフ体が好まれます。逆に、こうした製品にセリフ体を多用していると、時代錯誤に感じられるかもしれません。

フォントは、意識的であれ無意識的であれ、ブランドの印象を大きく左右します。

デザイナーが戦略的にフォントを選び、組み合わせる方法

文脈がすべて

どちらのフォントが“優れている”ということはありません。
最適な選択は、ブランドのメッセージ、ターゲット、使用するメディアによって決まります。たとえば:

  • セリフ体:印刷物、長文読書、フォーマルなトーン向き

  • サンセリフ体:デジタル、短文、モダンなトーン向き

フォントの組み合わせ術

良いデザインでは、フォントを組み合わせて視覚的な階層とバランスを生むことがよくあります。
よくある手法:

  • 見出しにセリフ体を使って、印象に残る個性を演出

  • 本文にはサンセリフ体を使って、読みやすさを確保

この組み合わせによって、スタイルと機能の両立が可能になります。

ブランドの一貫性を保つ

タイポグラフィに一貫性があることで、信頼が生まれます。
プロのデザイナーに依頼すれば、ウェブサイト、SNS、マーケティング資料、社内文書など、あらゆるタッチポイントでフォントスタイルを統一してくれるでしょう。
これにより、ブランドの視覚的一貫性が保たれ、認知度も高まります。

タイポグラフィはビジネス戦略の一部

まとめ

セリフ体かサンセリフ体かの選択は、単なる美的好みではありません。
それはブランドの印象を左右し、トーンを定め、ユーザー体験に影響する戦略的な決断です。
それぞれの特性を理解することが、より的確なブランディングの第一歩です。

効果的に伝えるブランドを一緒につくりましょう

専門的なタイポグラフィとデザインの力を活かして、ブランドの価値を最大限に引き出しませんか?
Tokyo Techiesのチームは、単なる見た目だけでなく、心に響くブランド構築をお手伝いします。

あなたのデジタルプレゼンスを高めるデザインについて、ぜひ一度ご相談ください。

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