
概要
- ELSAのウェブサイトは、国や言語ごとにバラバラに管理され、運用が複雑になっていました。
- Tokyo Techiesはデザインだけでなく、プラットフォーム全体をゼロから作り直しました。
- 新サイトはAstro、Strapi、Tailwind CSS、AWSを採用し、2026年5月にグローバルで公開されました。
- マーケティングチームは、エンジニアを介さずにコンテンツを更新できるようになりました。
- 新しい言語や市場への展開も、これまでよりずっとスムーズに行えます。
- 公開後、検索パフォーマンスもすでに改善しています。
課題

ELSAについて
ELSAは、世界有数のAI英語学習プラットフォームです。パーソナライズされたAIコーチングを通じて、世界中の数百万人の学習者が英語を話す自信をつけられるよう支援しています。個人の学習者だけでなく、教育機関や企業のお客様にもサービスを提供し、成長を続けるグローバルな利用者に応えるため、デジタル体験を継続的に進化させています。
新しい市場への進出やAIを活用したサービスの拡充が進むにつれ、ウェブサイトは顧客獲得やブランディング、製品理解を支える重要な役割を担うようになっていました。
ELSAが抱えていた課題とは?
長年、ELSAは国や言語ごとに別々のウェブサイトを構築し、それぞれを個別に運用してきました。地域ごとの成長を支える上では有効な方法でしたが、時間が経つにつれて次第に運用上の負担が大きくなっていきました。
- 市場によってブランドの見え方が統一されていない
- 同じようなコンテンツ管理作業を、複数の地域で重複して行う必要がある
- 更新のたびに、地域間の調整が発生する
- 新しい言語に対応するたびに、追加の開発工数がかかる
- ELSAの現代的でAIらしいブランドイメージに対して、デザインが古く感じられる
- 技術的なSEOの問題により、検索での見え方が弱くなっている

ELSAに必要だったのは、単なるデザインの刷新ではありませんでした。次のようなプラットフォームが求められていました。
- 世界共通で一貫したブランド体験を届けられること
- コンテンツ管理を一元化できること
- 技術的なSEOを改善できること
- マーケティングチームがより自律的にコンテンツを公開できること
- 新しい市場や言語へスムーズに拡張できること
Tokyo Techiesはどのようにプロジェクトを進めたのか
Tokyo Techiesは、拡張性を最優先の設計方針として、ウェブサイトをゼロから作り直しました。ページごとに個別対応するのではなく、ELSAの事業成長に合わせて拡張できるモジュール型のアーキテクチャを構築しました。
プロジェクトのほぼ全工程を、Tokyo Techiesが一貫して担当しました。
- ソリューションアーキテクチャ
- UX/UIデザイン
- デザインシステムの構築
- フロントエンド・バックエンド開発
- ヘッドレスCMSの実装
- 技術的なSEO対応
- パフォーマンス最適化
- コンテンツ移行
デザイン、エンジニアリング、コンテンツ戦略を別々の工程として扱うのではなく、一体として進めたことで、プロジェクト全体が同じ方向に向かって着実に前進しました。
新しいプラットフォームは何が違うのか

スピードを重視したモジュール型フロントエンド
新サイトの構築には、パフォーマンスと柔軟性を評価してAstroを採用しました。そして、固定的なページテンプレートではなく、再利用可能なマーケティングコンポーネントを用意することで、マーケティングチームはエンジニアの手をほとんど借りずに新しいランディングページを作成できるようになりました。
これによりデザインの一貫性を保ちながら、今後の開発負担も軽減されます。
すべてのコンテンツを一元管理するCMS
ヘッドレスCMSとしてStrapiを採用し、コンテンツ管理を1つのシステムに集約しました。再利用可能なコンテンツブロックを使うことで、マーケティングチームは開発者に頼らずとも、ほとんどのコンテンツを自身で更新できます。CMSはローカライゼーションにも対応しており、ELSAが今後展開する市場でも、言語間で一貫したコンテンツ管理が可能です。
新しい言語にもスムーズに対応
旧サイトは6言語に対応していましたが、それぞれが別々に構築・運用されていました。新プラットフォームは、多言語アーキテクチャの実証として、まず英語と日本語で公開されました。表示、コンテンツ、ローカライゼーションを独立したレイヤーとして分離したことで、今後の言語追加にかかる開発工数は大幅に少なくなります。
表示速度の向上とSEOの強化
Astroのアーキテクチャと最新の最適化手法を組み合わせることで、新サイトはより高速に表示され、SEOの技術的な基盤も強化されました。情報設計やコンテンツ移行の計画も慎重に行い、新プラットフォームへの移行中も検索順位を守り、さらに向上させることを目指しました。
Tokyo Techiesはどのようにプロジェクトの複雑さに対応したのか
大規模なデジタルトランスフォーメーションのプロジェクトが、当初の想定通りに一直線で進むことは滅多にありません。プロジェクトが進行するにつれて、当初の計画を大きく超えてスコープが拡大し、単なるウェブサイトのリデザインから、複数市場を横断するプラットフォーム変革へと発展していきました。優先順位の変更やタイムゾーンをまたぐ調整には絶え間ない対応力が求められましたが、Tokyo Techiesは途中からUX/UIデザインも担当し、品質を落とすことなくプロジェクトを前進させました。
チームは、次のような取り組みを通じてプロジェクトの推進力を維持しました。
- ステークホルダーとの週次デモンストレーション
- 問題がボトルネックになる前段階でのリスクの先回り特定
- あらゆる局面での透明性あるコミュニケーション
こうした柔軟な対応力が、スコープが拡大する中でもELSAの長期的な目標との整合性を保ち続けた要因です。
ソリューション
ELSAが得た成果とは
- 技術的なSEOの改善と、検索パフォーマンスの向上
- すべての市場で一貫したブランド体験を実現
- 将来の成長にも対応できる拡張性のある多言語アーキテクチャを構築
- モダンなヘッドレスCMSによるコンテンツ管理の一元化
- 開発者のサポートなしでも公開できる、マーケティングチームの自律性向上
- 技術的なSEOの改善と、検索パフォーマンスの向上
- 今後のキャンペーン展開を加速する再利用可能なコンポーネントシステム
- 保守がしやすいモダンな技術基盤への刷新
このプラットフォームにより、ELSAは今後、新しい言語やキャンペーン、製品施策をこれまでよりも速く展開できるようになりました。
ELSAからのお声
「私たちは、ELSAのウェブサイトの大規模な刷新をTokyo Techiesにお任せしました。複数市場にまたがるアーキテクチャ、サブドメインとサブディレクトリを横断したSEO最適化、Strapi上でのフルスタック開発、そして複数のタイムゾームをまたぐ関係者との調整など、技術的に非常に複雑なプロジェクトでした。Bennie氏をはじめとするチームは、終始素晴らしい仕事ぶりでした。単に仕様通りに実行するだけでなく、社内の方向性が適切でないときには建設的に指摘し、問題が大きくなる前にリスクを提起し、私たち自身のインフラがボトルネックになっている場面でもプロジェクトを前進させ続けてくれました。サイトは2026年5月にグローバルで公開され、すでに検索パフォーマンスに明確な改善が見られています。Tokyo Techiesは、こうした難易度の高いウェブ構築を成功させるために必要な、技術力とプロジェクト遂行力の両方を備えていました。高い水準が求められるウェブ構築プロジェクトを進める企業であれば、どこにでも自信を持ってお勧めできます。」
Will Polese、ELSA チーフ・レベニュー・オフィサー
ELSAのこれから
新しいウェブサイトは、単なるデザインの刷新に留まりません。ELSAが次の成長ステージに進むための、拡張性のあるマーケティングプラットフォームへ進化を遂げました。しっかりとしたアーキテクチャ、丁寧なデザイン、そして密接な連携を組み合わせることで、Tokyo Techiesは、地域ごとにバラバラだったウェブサイトを、1つの統一されたプラットフォームへと生まれ変わらせました。ELSAのブランドを強化し、マーケティングチームの力を引き出し、これから先の成長を支える基盤となっています。
自社のグローバルウェブサイトやプラットフォームの刷新をご検討中の方へ。 Tokyo Techiesは、バラバラで運用しづらくなったウェブサイトを、拡張性の高いマーケター主導のプラットフォームへと生まれ変わらせるお手伝いをしています。同じような課題をお持ちでしたら、ぜひ一度お話を伺えればと思います。お気軽にTokyo Techiesまでご相談ください。


